キッチン騎士 紙芝居屋さん4。
黄金バッドのあまりの恐さに自転車を置いて逃げて行ったヒトラー騎士。さすがに自転車は取り戻そうと舞い戻ってきた。 「良かったぁ~。自転車盗まれてなくて。」 「あの箱の中にまだ、奴はいるのだろうか?」 「お~い!お~い!誰かおるかえ~!」 箱に向かって叫ぶヒトラー騎士。 「お~い!お~い!誰もおらんのかぁー!」 返事がないので強気になり箱の扉を開けるヒトラー騎士。 「おっ!おった。」 何やら考え事でもしているみたいだ。 狭い空間をウロウロしている。 「アッ!まずい!気付かれた~!!」 「なんだ?どうした?」タメ息を吐いてまたウロウロしはじめた。 「よし!!これはチャンスだ!!黄金バッドがおとなしいうちに荷台に積んで持って帰ろう。」 「ヨイショッと。」 「やれやれ。ようやくちゃんと帰れるぞ。」 友好的にしているつもりなのに、気持ちが伝わらず すねて紙芝居から出て行く黄金バッドであった。
by nanahachiya
| 2011-11-16 19:30
| キッチン騎士